外山周です。

私の友人(オタクじゃない)が、おじいさんの軍歴証明書を取り寄せました!

いやー嬉しい!

もちろん私も、そしてもう1人の管理人のかおるちゃんも、それぞれ祖父の軍歴証明書を取り寄せています。

が、しかし。

元々歴史好きで愛国心強めの私たち(=オタク)はともかく、いわゆる「普通の人」に軍歴証明を取り寄せて欲しいと、私は常々思っていました。

だから今回、歴史にも戦争にも興味がなく、しかもおじいさんとあまり接したことがなかった友人(=オタクじゃない)が軍歴証明書を取り寄せてくれたことは、私にとっては大変嬉しいことでした。

隙あらば軍歴証明について語りまくってきた甲斐があった(笑)。

おじいさんの軍歴を照会したことによる友人の心情の変化は、私の公式ブログにまとめています。

オタク要素皆無なので、ぜひ読んでみてください。

さて。

その友人が取り寄せた軍歴証明を拝見したところ、私の祖父のものとは違う点が多々ありました。

私の祖父は「職業軍人」でしたが、友人のおじいさんは「一般兵」

軍歴証明書にも、全く違う言葉が並んでいました。

今日はその違いについて、オタク要素強めで記事にしたいと思います!

 

職業軍人と一般兵の違い

職業軍人の任務

まず私の祖父は、軍学校を出た生粋の軍人でした。

軍歴証明書には、

・胸部疾患のため陸軍病院に入院
・退院後原隊に復帰
・原隊を留守隊にありてxxx事変に関する勤務に従事
営外居住を命ず
・本部付けに免ず

などの、なんというかちょっと怖い単語が並んでいます。

ちなみに「原隊を留守隊にありてxxx事変に関する勤務に従事」いうのは、私のオタク心をめっちゃくすぐる一文です。


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所属の隊を出てxxx事変に従事したということは、一般の兵隊さんがやらない任務を遂行したということなのでしょうか。

終戦時は満州にいて、復員令が出てなお大陸の警備に当たっていたという記述もあります。

 

一般兵の軍歴

一方で友人のおじいさんの軍歴証明書に並ぶのは、

・帰休除隊
・現役満了
・予備役編入
・勤務演習召集により応召
・充員召集により応召
・召集解除

などの、祖父の軍歴にはなかった単語の数々でした。

入隊してから10ヶ月後には現役満了で予備役に編入し、普通の生活に戻られたのだと推察します。

その後何度か「召集」「召集解除」を繰り返し、召集解除された状態で終戦を迎えておられます。

つまり軍人として戦地で終戦を迎えたのではなく、一般人として内地で終戦を迎えられたのですね。

 

「軍人」と「兵隊」の違い

戦争中は、日本でも兵役の義務がありました。

一度徴兵されて軍服を着れば、市民から「兵隊さん」と呼ばれる存在になります。


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しかし友人が取り寄せた軍歴証明を見て「職業軍人」と「一般兵」の違いを考えた時、私は「軍人」と「兵隊」はきっと違うものなのだなと感じました。

自分の意思で軍に志願して国のために戦ったのが「軍人」で、意思に反して徴兵されてしまったのが「兵隊さん」なのだとは言えないでしょうか。

少なくとも私が思っていた「軍人」と一般兵の方は違うのだなと、初めて心底理解できたように思います。

 

意思に反して兵隊になった

私は、自分の祖父から軍隊経験を聞いて育ちました。

内地帰還のエピソードや、上官に「お前は生きて帰れ」と言われて大陸で別れた話、演習や訓練の話など・・・

「あの頃はいつくたばってもいいと思っていた」という言葉も聞きました。

思想が入った話ではありませんでしたが、それでも祖父の話から私が持ったイメージは、「軍人とはみんな実直で強いのだ」というものでした。

だからこそ、意思に反して徴兵された「一般兵」の方々の気持ちを、私は今まで考えたことがありませんでした。

一般人として平和に暮らしていた人が、徴兵の義務によって仕方なく軍隊に入らなくてはいけなかった。

除隊してやっと普通の生活に戻ったと思ったら、また召集。

義務で仕方なく徴兵され、戦地に送られる心境はいかばかりだったでしょうか。

軍の作戦とか国の未来とか、そんなのきっとどうでも良かったですよね。

そんな「普通の人」たちが兵隊として徴兵されなければならなかった、そんな総力戦の時代だったのだということを、初めて頭ではなく感覚で理解しました。

 

私たちが意思を継ぐ

職業軍人だった私の祖父と「一般兵」だった友人のおじいさんは、性格も思想も、当時考えていたことも、きっと全く違うのでしょう。

それでも友人のおじいさんは、軍隊時代の写真を大切にしておられたそうです。

きっとおじいさんにとって、大切な一時代だったのではないかと思います。

日本という国そのものが、存続の危機にあった時代。

「国のため」という思想があったかなかったかは別として、その時代を生き抜いた方達の子孫として、私たちは今日本に生きています。

当時と同じ日本語を母国語とし、同じ国を「母国」と呼べるのは、命のバトンを受け取ったおかげ。

だから大切に生きていきたいですよね。

そしてほんの少しでも、今日本があることの奇跡を実感してくれる孫世代が増えたら、私としては嬉しい限りです。


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